おきなわ図鑑
沖縄の水中生物図鑑 1463種登録中

デバスズメダイ
Chromis viridis (Cuvier, 1830)
概要
サンゴ礁域に生息する。
枝状サンゴに群れを作る。
雌雄の違いは殆ど見られない。
体色は光の当たり方によって水色に見えたり緑色に見えたりする。
英名は Blue-green chromis 。
近似種のアオバスズメダイとは胸鰭基部に黒斑がないことで区別できる。
下顎の歯が前方に向かって生えていることが和名の由来。
沖縄名オービカー。
通年観察できる普通種。
レア度 ★
写真
デバスズメダイの成魚。

座間味島 唐馬No.2 10m 7cm
デバスズメダイの雄の興奮色。
大潮の日、雄が集団で珊瑚の瓦礫の上で胸鰭を黒くしていた。
産卵している様子は見られなかったが、時折こういう光景を目にする。
産卵のタイミングを待っているのだろうか?
デバスズメダイの興奮色(婚姻色)は胸鰭が黒くなるのが一般的だが、
個体によって、背鰭や尾鰭が黒くなるものも見られる。

糸満 潮崎インコーラル 7m 7cm
デバスズメダイの雄の興奮色。
枯れ場に産卵床を作る。

糸満 潮崎インコーラル 7m 7cm
デバスズメダイの幼魚。

座間味島 唐馬No.2 10m 20mm
デバスズメダイの口元の拡大写真。
下顎にある犬歯状歯が前方に生えているのが分かる。

座間味島 唐馬No.2 10m 7cm
デバスズメダイの群れ。

座間味島 唐馬No.2