おきなわ図鑑
沖縄の水中生物図鑑 1463種登録中

ニシキブダイ
Scarus prasiognathos Valenciennes, 1840
概要
サンゴ礁域やその外縁部に生息する。
5m前後の浅場で見ることが多い。
群れで行動するとされているが、沖縄では個体数が少なく、単独かペアで見ることが多い。
雄は吻から鰓蓋までの頬部が青緑色になる。
尾鰭は湾入する。
沖縄名イラブチャー。一部地域にて、ビーヤーバチ、ワラーなどと呼ばれる。
観察例は少ない。
レア度 ★★★
写真
ニシキブダイの雄。

恩納村 真栄田岬 7m 40cm
上の写真と同個体。
この時は雄2匹で見られた。
珊瑚に着いた海藻を食べていた。

恩納村 真栄田岬 7m 40cm
ニシキブダイの雌。

雌は薄黒色で体側や尾鰭に白色の斑点が散在する。
尾鰭は湾入しない。

崎本部 ゴリラチョップ 3m 10cm
ニシキブダイの若魚。
体側の格子模様は消え、白色斑になる。
吻から眼にかけての黄色の領域は残る。
尾柄部が白くなる。

糸満 大度海岸 2m 6cm
ニシキブダイの幼魚。
体側に不明瞭な格子模様がある。
吻から眼にかけて黄色の領域があることが特徴。
イトヒキブダイの幼魚に似るが、沖縄は分布域に含まれていないので、ニシキブダイとした。

那覇市 うみそら公園 4m 30mm