おきなわ図鑑
沖縄の水中生物図鑑 1463種登録中

イシガキリュウグウウミウシ
Tyrannodoris luteolineata (Baba, 1936)
概要
サンゴ礁域に生息する。
体地色は濃紺。
背面には黄金色の線が縦走する。この黄金色の線は触角間と二次鰓の部分では黄緑色になる。
触角と二次鰓は濃紺。
クロスジリュウグウウミウシ亜科のウミウシを食す。
種小名の luteolineata は「黄色い線」という意味。
本種をリュウグウウミウシ属とする研究者も居る。
春から夏にかけて観察できる。
レア度 ★★
写真
この個体は寄生虫に寄生されている。(二次鰓に卵が見える)

糸満 名城 18m 100mm
糸満 潮崎インコーラル 8m 100mm
サガミリュウグウウミウシを捕食するイシガキリュウグウウミウシ。
捕食する際は、口球という組織を出し、他のウミウシを包み込むようにして飲み込む。

北谷町 宮城海岸 7m 130mm
ミドリリュウグウウミウシを捕食している。

北谷町 宮城海岸 7m 80mm
イシガキリュウグウウミウシの若齢個体。
小さい個体はリュウグウウミウシに似るが、リュウグウウミウシとは二次鰓の基部に斑紋が入ることで区別できる。

糸満 名城 8m 22mm