おきなわ図鑑
沖縄の水中生物図鑑 1463種登録中

トラウツボ
Enchelycore pardalis (Temminck & Schlegel, 1847)
概要
体色は赤褐色で体側には褐色の乱れた横帯が入る。
頭部は黄味を帯び、顎先は赤味を帯びる。
体全体に白色の斑紋が入る。
顎が湾曲していること、後鼻孔が管状になることが特徴。
沖縄での観察は極めて稀。

※公表年についての覚書
WoRMSでは(Temminck & Schlegel, 1847) になっているが、
神奈川県立生命の星・地球博物館の収蔵資料データベースでは(Temminck & Schlegel, 1846) になっている。
当サイトでは基本的にWoRMSのデータに従っているが、今回は例外的に収蔵資料データベースに従う。

トラウツボの学名はシーボルトの「日本動物誌」の魚類編で記載された。
この本は全部で16分冊に分けて出版され、トラウツボの原記載は第14分冊に含まれる。
14分冊は1847年に出版されたが、WoRMSの基となるCatalog of Fishesでは第10分冊から第14分冊までの出版年がまとめて1846年とされている。
よって、正確な公表年は1847年とする。
レア度 ★★★★★★
写真
恩納村 真栄田岬 2m 1m